January 23, 2006

『27人の二人』(Hybrid版CD-ROM)

 「自分だったらどんな写真を撮るだろう。こうは撮らないよな」なんてつい考えてしまう。この作品は“写真集を眺めたい”人よりは、自分でも写真を撮りたい何かを作りたいと思う人におすすめです。


著 者:のぎすみこ
価 格:3,990円(税込)

■『27人の二人』を立ち上げる。冷房のきいた画廊に一歩足を踏み入れた気持ち。さて、誰の作品から見ようかな……。
 そんな“空間”を感じられるCD-ROM。写真集、とはちょっと違う。視点が一つ(一人の撮影者あるいは一人の編集者)ではないからだ。なにせ視点は27人分ある(企画者のぎすみこを含めると28)。対して素材は2人の女性に限られている。

「二人のモデルを素材に、好きなように写真を撮ってください」――

アートスクールの課題にありそうだな。“ありそう”なアイデアだけれども、その素材に、撮影者の側が揺れている様が見え隠れ。むしろモデルの側が撮る側を翻弄しているような。「自分だったらどんな写真を撮るだろう。こうは撮らないよな」なんてつい考えてしまうのだ。その点で、この作品は“写真集を眺めたい”人よりは、自分でも写真を撮りたい何かを作りたいと思う人におすすめ。

 では、その“揺さぶられる側(撮影者)”を列挙してみよう。
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January 15, 2006

『なえもえVol.1 芽だし号』+『なえもえVol.2ようやく本葉号』(Hybrid版CD-ROM)


 『ガーデニングはブームという時代は終わり、生活の一部にライフスタイルそのものといってよいと思う。すでに園芸を始めている人も多いと思う。その人たちに「なえもえ」は、十分読み応えある雑誌としてオススメできる。
まだ始めていない人には、とりあえずパソコンの画面上での「なえもえ」"バーチャル園芸"を楽しんでみてはどうだろう
。』

著 者:(有)ムルハウス
価 格:各1,575円(税込)

■タイトルの「なえもえ」って何だろう?と思った方、きっと多いはずです。
私も何だろうと思っていたけれど、実は「架空の植物」の名前なんだそうである。その初めて耳にする植物の名前から、私はムルハウスの宮田さんに「どんな植物なんでしょう?」と大真面目に尋ねてしまった。ちょっと恥ずかしかったけれど、その宮田さんからいただいたメールを読んでなるほどと思った。

『読者対象がガーデナー・園芸家・植物愛好家なものですから、雑誌そのものを架空の植物に見立てて、『なえもえ』という謎の植物を育ててみませんかというか、育てて下さいなと呼びかけているわけです。早い話が、しゃれです(^_^;)』

 ガーデニングはブームという時代は終わり、生活の一部にライフスタイルそのものといってよいと思う。すでに園芸を始めている人も多いと思う。その人たちに「なえもえ」は、十分読み応えある雑誌としてオススメできる。
まだ始めていない人には、とりあえずパソコンの画面上での「なえもえ」"バーチャル園芸"を楽しんでみてはどうだろう(店長)。
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January 07, 2006

ソニーの新戦略?!電子書籍からPS3までのコンテンツを情報共有

ー映画、テレビ、そして電子書籍でも、いずれかのコンテンツにアクセスし情報を共有する機能を備えた製品を発売するー
それがソニーの今後の戦略の大枠になると、2006 International Consumer Electronics Show(CES)の基調講演で、ソニーの新CEO(最高経営責任者)ハワード・ストリンガー氏が語った模様。
北米では今春にも発売となる電子書籍リーダー「Sony Reader」。書籍はConnect Storeを介して販売されるようだ。
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